趙顕娥容疑者

移動中の旅客機を無理やり停止させた大韓航空元副社長 趙顕娥容疑者の問題について、これまで言われていた乗務員とのやり取り内容が全てウソであったことが明らかになりました。

間違いを指摘され逆上、そして自分の誤りを認めず「悪いのはお前だ」と言い出す人。よくある流れの話ですが、大韓航空機の元副社長はまさに典型的な人であったことが明らかになりました。

ナッツ騒動は大韓航空前副社長の逆ギレだった!「おまえがち...:レコードチャイナ

韓国メディア「聯合ニュース」によるとこれまで言われていた“客室乗務員からナッツを袋をそのまま提供されたことに怒り”とされることについて、韓国検察の起訴状によると実際は“客室乗務員はマニュアル通り提供していたものの、勘違いした元副社長が客室乗務員に間違いを指摘されたことが原因で激怒していた”ことが明らかになりました。
 
また、事務長を呼び出しナッツの配り方について質問したところ答えることができなかったという理由で「飛行機から降りなさい」と指示したことについても嘘であることが明らかになり、正しくは事務長を呼び出し質問をしたところ、マニュアル通りであったことが分かったことについて事務長に「どうして最初からそう答えなかった?そのせいで乗務員を叱ってしまったじゃない。全部おまえの責任だから、飛行機から降りなさい」と逆上したことが原因だったとしています。

さらに、事件後元副社長は当時航空機を停止させた件について「航空機が動き始めていたとは知らなかった」などと航空機航路変更罪を否定していたことについても嘘であることが分かり、正しくは「この飛行機は飛ばさない。すぐに止めろ」と口にしていたことが判明。
韓国の国土交通部による調査を受ける大韓航空の役員や社員に虚偽の証言をするよう指示していたことも分かったとのことです。
 

事件発生当時から何故そこまで怒る必要があるのか違和感を覚えたのですが、『面子を潰された』ことが原因だったようです。今回は旅客機という公の場だったことで副社長の問題行動が明らかになったものの、そうではない場所では同様の問題を起こしたケースがあったことが容易に想像できる結果となりました。 
何れにしても早い段階で退場していただいたことは大韓航空側にとっても良かったのではないかと思われます。