ジャガイモ

「主食はジャガイモに」「米ではなくジャガイモを食べましょう」などと言われてたどう思うでしょうか。なんとこれを実際に行っているのは中国です。中国政府は現在国内で主食となっている米と小麦について、今後ジャガイモを主食とする活動を展開しているそうです。

世界では気候や習慣など様々な理由によって主食が異なります。日本では米、他国では小麦やトウモロコシ等があるのですが、中国は現在主食としている米と小麦(小麦粉)からジャガイモに変えようと活動が展開されているといいます。

中国政府、ジャガイモ主食化に向けPR活動を強化―独メディア:レコードチャイナ

主食をジャガイモに変更する理由は食糧問題です。現在世界の5分の1の人口が中国に集まっており、今後も増えていくことを考えると少なくと2030年頃には毎年1億トンあまりの食料を国内で生産する必要があるそうです。しかし、一方で急速に進む都市化で耕地面積が減少しており、挙句水不足に陥っており近い将来食糧問題が噴出する可能性が高いと見ているためです。
具体的にどのような活動を展開しているのかという点について、まず中国政府はジャガイモを主食とすることを現時点で奨励しており、市場にも「特権」を与えると約束しているそうです(具体的にどのような特権なのか、約束は実行されるのか詳細は書かれていない)。

中国農業省によると、ジャガイモの主食化は「必然の選択」と位置づけており2020年までにジャガイモの作付け面積を1000万ヘクタールに拡大(現在の2倍)し生産量を3万トン、うち半分を主食として消費させるとしています。

また国民が視聴するテレビ番組でも頻繁にジャガイモが登場しているとされ、例えば料理番組では鶏肉料理の食材としてジャガイモがやたらと登場し、新聞でも「主食に適任のジャガイモ」などと文言が使われ始めているといいます。

少ない水と肥料、痩せた土地でもジャガイモは作れるそうなのですが、これまで続いた食文化を破壊しかねない今回の決定に中国国民はどう受け取っているのでしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加