ヴァージンギャラクティック

高度100kmの宇宙観光を目標にしているヴァージン・ギャラクティックは墜落事故により機体が失われたことで停止していた試験飛行について、年内にも2号機を製造し再開する見込みがあるそうです。

海外メディアによるとヴァージン・ギャラクティックがAP通信のインタビューに答えたものとして墜落事故を起こしたスペースシップツーに関して新たに製造された2号機を使い宇宙旅行に向けた試験飛行を再開する方向で現在準備していると回答していたそうです。

Virgin Galactic: 年内にもSpaceShip Twoによる試験飛行を再開へ - BusinessNewsline

インタビューによると、ヴァージングループの創設者で会長のリチャード・ブランソン氏は「我々は今、曲がり角に来ている。我々が直面している試練を乗り越えるためには、ここから先に進まなければならない」と述べており、現在も宇宙観光事業を継続させる意思を示していたそうです。

ペースシップツー_2
CREDIT: REUTERS/KNBC-TV

スペースシップツー1号機は2014年10月31日にカリフォルニア州モハーベ飛行場から飛び立った後、墜落事故を起こし副操縦士1名が死亡しました。事故の死亡した副操縦士が加速中に行ったフェザリングという誤ったエアブレーキ操作が原因とされています。
参考:スペースシップツー、加速時にエアブレーキを展開させていた


ヴァージン・ギャラクティックについては昨年11月には米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、ヴァージンギャラクティック内で開発者と経営者リチャード・ブランソン氏の間に深刻な対立があったと報じています。
ヴァージンギャラクティックは当初2013年にも宇宙観光事業を始めると予定していたものの、墜落以前の段階で2015年に延期されています。これは宇宙船エンジンに問題が発生したことが原因なのですが、それを知っていながらブランソン氏は開発責任者に2015年中の事業開始を強く求めていたといいます。

また、墜落した機体の載せられていたエンジンについて、自社開発したエンジンで試験飛行を行うという『載せ替え』についてもブランソン氏による独断で行われていたことが明らかになっています。 
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