シムシティー3000

自身が市長となり街を作る有名ゲーム『SimCity(シムシティ)』があります。実はとある国では実際の市長選びの際にこのシムシティが採用されていたされていたことはご存知でしょうか。

発電所を建て道路を作り周囲の都市から市民を呼び街を作り上げる定番のゲーム「シムシティ」。煙をモクモクと吐く工場の周りには人は住まず、市民(シム)の意見を無視し都市開発を進めれば人は去っていくというリアルに近い街をシミュレーションすることができる内容です。

実は2002年、ポーランドの首都ワルシャワの市長選で立候補者を対象にシムシティを使ったコンテストが行われていたそうです。

大都市の市長はSimCityの達人なのか? 2002年のワルシャワ市長選で実際に行われたコンテストの帰結とは - BusinessNewsline

▼シムシティ3000のプレイ動画


コンテストではシムシティ3000を使用し立候補者全員にワルシャワに似せたマップが用意され仮想都市の成長を競わるという内容で行いました。結果、Lech Kaczyński(レフ・カチンスキ)氏がトップの成績を収め優勝。その後行われた選挙ではこの結果もあったのかは不明ですが見事当選しています。その後彼は大統領選にも立候補しポーランドの大統領にまでなっていました。

もちろんある程度シムシティのシステムを知っていれば比較的容易に街を発展させることができるのですが、カチンスキ氏はシムシティどころかテレビゲームすらまともにやったことが無いのではないかという人物だったとのことです。

カチンスキ氏については大統領として2010年4月10日に公務でロシアに向かう途中、搭乗機が墜落し既に亡くなっています。実際のところ初代シムシティでは比較的発生しやすい災害イベント「旅客機の墜落事故」があるのですが、リアルで亡くなってしまうというなんとも言えない運命を感じてしまいます。


シムシティについては私もよくプレイしていたゲームなのですが、このゲームが得意だから実際の市長になれるということはないと思います。ただ、発電所はクリーンなエネルギーにするのか、高いお金を払っても悪臭の出ない物を建てるのかなど、街を一つを見ればプレイヤーが何を優先しているのかが露骨に現れるので、選挙で「アレしたいコレがしたい」と口で説明するよりかはある意味でわかりやすいのもしれません。
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