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旅客機にめり込むトラックの荷台。ちょっとした接触事故という感じのぶつかり方なのですが旅客機には深刻な問題が発生していることがその後明らかになったそうです。

アメリカ、ノースカロライナ州のシャーロットにある空港で先月、駐機中の旅客機に清掃スタッフ用のトラックが接触してしまう事故が発生しました。トラックがぶつかったのはエアバス A330-200機の機首付近。見た目は亀裂が入った程度でそこまで被害はないように見えるものの、大変なことになっていたことがその後明らかになりました。

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A330-200

実はこの衝突が発生したあと、コックピットの後ろ側にある搭乗口のドアが閉まらないばかりかコックピットの窓も開かないことが判明。なんと機体前方部の構造に変形が生じた可能性があることがわかったといいます。

事故にあった旅客機は1年半前に購入したばかりの新しい機体で価格は1機260億円あまり。機体を保有しているUSエアーラインは製造元であるエアバスの専門家を呼び寄せ詳細な検査を行うとしています。

この事故機を修理できるのかはエアバスの判断次第ということになりそうですが、構造上に変形が発生しているとすると再び客を乗せ空を飛ぶことは不可能になるかもしれません。ちなみに、この事故を起こしたトラックのドライバーがどのような処分が行われたのかは明らかになっていないとのことです。