CST-100

NASAと契約で今後何回か宇宙へ宇宙飛行士を送ることになったボーイングは自社開発の宇宙船で使用する専用の搭乗タワーの建設を行うこととなりました。

海外メディアによると、ボーイング社が開発を進めている次世代有人宇宙船「CST-100」について、今後宇宙飛行士の乗り入れに必要な搭乗タワーについて、今月20日に着工式が開催されることが明らかになりました。

Boeing: ケープカナベラル空軍基地に有人宇宙船「CST-100」用の搭乗タワーを建設へ - BusinessNewsline

SLC-41
photo:blogs.nasa.gov

CST-100専用の搭乗タワーが作られるのはケープカナベラル空軍基地(ロケットの打ち上げを行っている米軍所有の基地)で、ケープカナベラル空軍基地第41複合発射施設に併設される形になりました。設計上としてこの搭乗タワーは高さ60.96メートルで宇宙飛行士を運ぶエレベーター及び緊急脱出口が設けられるとのことです。

CST-100の今後の打ち上げ計画として、初の打ち上げとなる無人のものが2年後の2017年、有人打ち上げは17年内か近いうちに行われると予定されているようです。

CST-100

CST-100はNASAが今後行う商業軌道輸送サービス(CCDev)の一部、低軌道への宇宙飛行士の輸送及び帰還で使用する宇宙船として開発されました。このサービスには30社あまりが審査を受けており、最終的にCST-100とスペースXの有人版ドラゴン宇宙船の2機種が選ばれています。

特徴としてはNASAのオリオン宇宙船、ドラゴン宇宙船でそれそぞれ共通しているカプセル型で最大10回程度再使用が可能な機体設計になっています。乗員は最大で7名。着陸はオリオン宇宙船が海上のみ、ドラゴン宇宙船が海上及びパラシュートを使用しない逆推進による軟着陸になっている一方、CST-100は海上及び陸上でパラシュートで減速したのち陸上着陸では下部にエアバックを展開し軟着陸を行います。

打ち上げるロケットはアトラスV、デルタ IV、及びスペースXのファルコン9と柔軟に対応しており、通常はアトラスVでの打ち上げが行われるとされています。