
photo:昭和レトロ製作委員会
みなさんオイル式カイロとはなにがご存知でしょうか。一般的に現在使用されているカイロは袋に粉状のモノがはいった使い捨てなのですが、過去にオイルを使用し長時間温めることができる再利用可能なカイロというものがあったそうです。
引用先によると金属製のカイロの歴史は古く、草分けとして知られるハクキンカイロは90年以上前の大正12年に発売されたそうです。しかし、使い捨てカイロの登場で徐々に姿を消していたのですが、2000年に入ってから徐々に売れ始め現在は特に若い世代に受け入れられる傾向が広がり、大手百貨店などでも売り切れるほど人気が出始めているそうです。高齢者にとって懐かしのアイテム、金属製のオイル式“使い捨てないカイロ”が今、若者の間でブームだ。もともとは昔からの愛好家を筆頭に、バイクに乗る人や登山、釣りなどアウトドアをする人たちに好まれて使われていたが、ここへきて人気が再燃している。
金属製カイロ最大の特徴はオイルを購入することで高温を維持したまま長時間温め続けることができ、また再利用できるという点です。オイルは安価でコンビニで売っているベンジンを使用します。これをカイロに入れ蓋をしめライター等で着火させることでベンジンが気化しプラチナ(白金)の酸化作用で熱を出すというものだそうです。
白金カイロの欠点をあげるとすると匂いです。燃料にベンジンを使用しているためベンジン臭がします。ただ、どのくらい匂いがするのかは人によっても燃料によっても差があるようです。せまい室内や車内での使用はちょっと控えたほうがいいかなという感じなのですが、外で作業されている農家の方やスポーツをされている方アウトドア派の方にはお勧めかもしれませんね。
そして、温まるまでの時間です。ハクキンカイロの場合適度な温度になるまで30分から1時間ほどかかるそうで、この点は注意が必要です。
なかなかレトロなデザインが現代ウケしそうな感じですが、まだまだ寒い日が続く今の季節ハクキンカイロで体を温めてみてはいかがでしょうか。