旅客機内

春節も終わりを迎えた中国で先日、旅客機の離陸が2時間遅れるという出来事がありました。その理由はなんと機内で“窓側の席”を巡った喧嘩です。

2015年2月24日、北京青年報は中国の北京首都国際空港を前日午前11時に出発するはずだった国内便が、乗客同士のトラブルで離陸が約2時間遅れたと報じた。 

トラブルがあったのは北京から四川省成都市の空港に向かう国内便で、乗客の1人がこの様子をインターネットに投稿した。

Record China
事件があったのは今月23日、北京首都国際空港の国内便です。この遅延について原因は旅客機内で発生した中国人同士による窓側の席の奪い合いだったと報じられています。

この映像は中国の動画サイトにアップロードされているようなのですが、大声で怒鳴り数名の客室乗務員がこれを止めに入っている様子が撮影されていたそうです。一方、この事案について航空会社側は『乗客待ち』という表示をしていたことについて、具体的な原因を明らかにするには調査が必要としているそうです。ただ、「客が暴れている」などというものはシステム上用意されていないはずなので、『機体の不具合』かそれとも『乗客待ち』としか表示するしかなかったと思われます。

ちなみに、中国ではこの手の事案を「空港暴力」などと表現し、人物には「空怒族」などと名前が付けられています。客室乗務員についても空怒族に対応するため特別なトレーニングが組まれているとされています。

▼2011年より導入された空怒族トレーニング(上海航空)
対空怒族
Photo:搜狐滚动