マッドキャッツマウス_1

2013年12月に購入したこちらのMad Catz(マッドキャッツ)のCyborg R.A.T. 7 Gaming Mouse 6400 dpi MC-RAT7R2なのですが、ここ数ヶ月前より親指ホイールに異常が出てきたので修理してみました。

このマウスはユニークな形状をしておりホイールが2つついています。ひとつは通常の位置にもう一つは親指で操作可能な位置にあります。慣れると親指ホイールしか使わないというレベルの使いやすさなのですが、去年の末よりどちらか一方にまわしても上下にスクールするというと不具合が発生するようになりました。

同様な故障が発生している人はかなり多いのではないかということで簡単に修理する方法がわかったので紹介していきます。もちろん修理は自己責任で行ってください。


修理に必要なのは100均に売っている精密ドライバー(#1の+ドライバー) と無水エタノールです。無水エタノールを持っている人はいないと思うのでドラッグストアかネット販売から購入する必要があります。価格は1000円程度。他の電子機器の修理(接点回復など)でも使用できるので一本あると便利です。



マウスを分解する手順は以下のとおりです。

▼写真の位置のネジ3つを取る
マッドキャッツマウス_2

▼手のひらに当たるところから持ち上げます。左右のボタンは外れないよう爪で固定されているため軽く押しながら持ち上げてください。
マッドキャッツマウス_3

▼親指ホイールの電子パーツを取り外します
マッドキャッツマウス_4

▼無水エタノールをキャップに入れマウスに付いたまま電子パーツを濯ぎます
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▼プラスチック片が出てこなくなるまで濯ぎます
マッドキャッツマウス_6

以上で終了です。電子パーツを軽く拭き取り元に戻してください。今回修理してみた感じではホイールの回転を読み取る電子パーツ側が摩耗しプラスチック片が発生。これが詰まり誤動作を引き起こしていたと考えられます。

マッドキャッツマウス_7

またDPIを変更するボタンが陥没し動作しないという故障例もあるそうなのですが、これはボタンが爪で止まっているだけなのでここが外れて下に落ちただけか、もしくはズレてボディー側と接触し動かないだけと考えられます。


さて、1年ほどこのマウスを使ってみた感想としては残念ながら次にこのメーカーのマウスを買うことはないと思います。というのもマウスのソフトウェアが使いにくく、マウス本体に関してもポインタが突然動かなくなりUSBポートから取り外さないといけないということが月に数回発生します。
また抜き差しをしても回復しないハードウェアの故障が発生し一度メーカー修理(たぶん新品交換)をしたものの、依然として一時的にカーソルが動かなくなる問題は治っておらず製品固有の不具合と思われます。