戦艦武蔵_1

日本海軍最後の戦艦で知られる大和型戦艦2番艦武蔵についてこれまで長らく行方不明だったものの、マイクロソフト社の共同創業者で知られるポール・アレン氏(ポール・G・アレン財団)らにより発見されたと報告がありました。

これはポール・G・アレン財団のポール・アレン氏のツイッターにより明らかになったもので、発見されたとする位置はこれまで戦艦武蔵が沈没したと言われていたシブヤン海、1000mを超える海底から見つかったとのことです。

これまで戦艦武蔵の探査は何度か行われた過去があるのですが、正確な沈没位置がわかっておらず現在まで行方不明とされていました。武蔵が沈んだのは1944年10月で今年71年を迎えます。

▼船首付近の画像


▼何らかのバルブ。漢字が読み取れます。

武蔵は第二次世界大戦中に建造された旧日本海軍の戦艦で3隻建造された大和型戦艦の2番艦。1番艦は有名な『大和』で、3番艦が後に空母に改装された『信濃』になります。

戦艦武蔵は1944年10月24日、フィリピン周辺海域で発生した日本海軍とアメリカ海軍とオーストラリア海軍からなる連合国軍との間で行われたシブヤン海海戦(レイテ沖海戦)で沈没しています。
敵機の攻撃により述べ十数発の魚雷及び爆弾を受け(魚雷22本、爆弾18発とも)戦闘開始から9時間後の同日19時35分頃左舷に転覆した後、2度の爆発が発生し船首より沈んでいったと証言が残されているそうです。参考

▼炎上する武蔵に魚雷が命中した瞬間の写真。艦橋の数倍に上る水柱。
戦艦武蔵

ただ、今回発見された艦艇が戦艦武蔵なのかというところには疑問の声も一部よせられているとのことです。
一方で未だに発見されていない大和型戦艦3番艦『信濃』は潮岬沖南東48km、海底6000~7000mに沈んでいるとされています。