セウォル号

来月で1年を迎えるセウォル号の沈没事故。韓国のネットユーザーがこの事故の犠牲者に対しネットスラングを用いた表現を書き込んだところ当局に拘束される出来事があったそうです。

2015年3月2日、韓国・ニューシスによると、韓国の水原地検安山支庁刑事1部は、セウォル号沈没事故で犠牲になった生徒を侮辱する書き込みをしたとして、20代のキム氏を拘束起訴、キム氏に犯行を提案した30代のチョ氏を不拘束起訴したと明らかにした。 

Record China
拘束されたキム氏がネット上に書き込んだのは2015年1月26日。彼は「友だちを食べちゃった」という文章と当時多くの生徒が犠牲になった高校の制服を着た上で魚肉の練り物を持った人物の画像をアップロードしたそうです。

実は魚肉の練り物を使った料理オデン(日本由来の『おでん』と同じ)は韓国ではセウォル号の犠牲者を指すネットスラングとして定着しているようでそのような表現を用いた文章と写真を掲載したそうです。この書き込みはすぐに削除されたものの、多くの犠牲者を出した高校の校長及び遺族協議会が書き込みがあった翌日に訴訟し投稿者を処罰するよう訴えました。

日本でも大きな事件があるとネットスラングとして様々な表現が登場することがあるのですが仮に侮辱するような書き込みがされたとしても余程のことがない限り非難されることはなく、起訴まで発展したケースは無いと思われます。

日本では一切報じられなくなったセウォル号の沈没事故なのですが、韓国では未だにこの事故の影響が社会全体を渦巻いており終りが見えない状態になっているようです。

ちなみに、現在も不行方不明者を捜索中ということで船体は現場海域に転覆状態で放置されています。理由は引き上げ費用ともされており現在見積もられている費用は最大4000億ウォン(約410億円)。引き上げる時間も半年から2年を要するとしており、韓国の大学教授の主張として引き上げは行わず船自体を水中墓にする案を提案しているとのことです。参考