ゾンビ

噛まられると自分もゾンビになってしまうという作品が多く世に登場していますが、アメリカの大学による研究によると仮にゾンビが現れた場合、カナダ国境付近にあるグレイシャー国立公園に向かうほうが良いという研究結果を発表しています。

農場の家、フェンスに囲まれた家、コンクリートで固められた室内…小説や映画などのフィクションではお馴染だが、この課題に科学的に取り組んだ人たちがいる。米国ニューヨーク州にあるコーネル大学の研究チームがこの課題に関する研究結果をまとめた。3月5日、世界で2番目に大きい物理学会「アメリカ物理学会」で発表する。 

IRORIO(イロリオ)
実際に存在しないゾンビに対し、研究やら物の販売を行っている欧米。今回ニューヨーク州にあるコーネル大学の研究チームは仮にゾンビが出現した場合どこに逃げるのが最も良いかということを研究しました。

存在しないゾンビから逃げる方法について、そもそもどのゾンビが基準になっているのかは小説『WORLD WAR Z』に出てくるゾンビとなっており、この『ゾンビ・モデル』から導き出すことに成功したといいます。
結論としてはアメリカ人であればカナダ国境のグレイシャー国立公園、もしくはカナダのノーザンロッキーに逃げるのがよいとしています。
研究によるとゾンビの感染スピードについては人口が少ない場所では感染速度はゆっくりになるとしており、いずれも都市部ではなく田舎に向かうことをおすすめするという内容になっているそうです。
 
一方このようなゾンビの研究を行った理由について研究チームによると興味があったということ以外でも現実にある細菌やウイルスによる感染症をさける方法と似ており、意外と役に立つとのことです。 

ゾンビというと登場以来、特にここ十数年の歩くのもやっとなゾンビから走って追っかけてくるなど進化を遂げています。あと10年もすればロケットを操縦して宇宙まで行きそうな勢いなのですが、いずれにしても人口密度が少なければ感染のリスクは減るということは一般的に言えるそうです。


ちなみにワールドウォーZは小説を元に映画化されているものの、爆発的な感染力で人間がゾンビに変化して人類の存亡を危うくする設定以外は全くの別物に仕上がっているとのことです。また映画自体の評価は悪く日本のその年度において最低の映画を選ぶ「HIHOはくさい映画賞」では同作品が1位となっています。