福島DC

震災4周年を前に福島県がある募集を行っているといいます。それは有名なブロガー等を雇いネットを通じて福島県の魅力を発信するという企画です。ちなみに勤務は1週間で報酬は56万円となっています。

時給1万円で福島の魅力を発信しませんか。福島県などは、県内の各地を訪れてその様子をブログなどで発信してくれる人を募集している。時給は1万円。

 県やJR東日本が4月から始める大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」との相乗効果で、観光客の呼び水にしたい考え。15日まで募集を受け付ける。 

時事ドットコム
なぜこのような案が出たのかということについては引用先に書かれているようにオーストラリアでグレートバリアリーフの魅力を発信するため高給を提示しネット上で募集し話題になったということからです。

選考は今月15日以降ということで基準としてはブログ、Twitter、フェイスブックのいずれかを開設している人で、現段階でウェブ上で影響力の大きい人や文章の書き方を基準にするとしています。採用後の記事についてはこのSNSで最低1回は更新してもらうことが条件になっており、内容は自由だとしています。

つまり「採用されるのはまともな文章が書け取材等が得意な大手ブロガーさんのみですよ」ということになりそうなのですがこの企画が成功するのか、炎上するのかは全くもって未知数です。

ただ、福島県の魅力を発信できる人は果たして県外の全く無関係の人間ができるのでしょうか。外から見て福島県の魅力を再発見するということは重要だと思いますが、本当の魅力を知っている人はそこで生まれ暮らし震災を体験した人以外いないと思います。少なくとも金を目的に応募してくるような人間は採用するべきではないでしょう。
とは言え、グレートバリアリーフの成功例が書かれているように結局は魅力が云々以前にこの話題がネタになればそれでいいというような感じもします。