棒付きキャンディー

先日、中国で自宅の庭で拾ったという棒付きのキャンディーをなめていた男児が死亡するという事件が発生しました。その後の調査でキャンディーには殺鼠剤が含まれていたそうです。

2015年3月9日、中国メディア・斉魯網によると、山東省巨野県で庭に落ちていた棒付きキャンデーを拾ってなめた6歳男児が5日、多臓器不全で死亡した。

巨野県劉庄村に住む呂さんの6歳になったばかりの息子・小利(シャオリー)君は3日午後、近所の友達3人と家の周りでかくれんぼをして遊んでいた。

Record China
中国メディアによると、事故があったのは今月3日中国山東省巨野県劉庄村。この村に住む6歳の小利君が近所の友達と自宅の庭でかくれんぼをしていた際、突然倒れ口から泡をふきそのまま死亡するという出来事がありました。

地元の大学病院に搬送後の翌午前8時に小利君は死亡したのですが、その後分かったこととして全身から出血しており臓器は腐食しており、血液が黒く変色していたそうです。また尿からは高濃度の殺鼠剤が検出されています。



地元警察によると、小利君宅の門付近を映し出す街の防犯カメラの映像から午後4時49分に左手にキャンディーを持ち加えている様子が写っていたそうです。しかし2分後の51分には口から泡を吹き、痙攣させながら倒れてた様子が映し出され、通行人の通報で直ちに病院に運ばれたとのことです。

映像によると小利君はキャンディーの包装を破いてなめており、門の外から同じタイプのキャンディーを投げ入れたところすべて割れたことから何者かが侵入し意図的に毒入りキャンディーを置いて行ったと可能性が高いとしています。

中国では殺鼠剤を用いた毒物事件が多く発生しており、2007年には病院の食堂スタッフが混入させた例をはじめ、食堂で料理を食べてい他人が相次いで中毒症状を示すという事件も発生しています。後者については意図的な犯行なのかは不明で、同様の事件としては屋台で売られている肉が殺鼠剤を食べて死んだ動物のものであるとされています。