VAIO Phone

最近ちょっと注目されたスマートフォンとしてVAIO株式会社から販売されるVAIO Phoneがあります。しかし、発表された端末及び製品の使用がパナソニックが海外向けに販売している端末とほぼ同じで、あろうことか数万円高いということで再注目されているとのこです。

日本通信は12日、同日発表したAndroidスマートフォン「VAIO Phone」が、パナソニックのAndroidスマートフォン「ELUGA U2」と同じモデルを使っているという話題について「ベースにしているわけではない」と否定した。

「VAIO Phone」の発表後、Twitter上には「ELUGA U2にVAIOのシール貼っただけ」、「中身がELUGAで外がVAIOだ。PanaSONYが誕生」、「色が違うだけ」など、「ELUGA U2とVAIO Phoneが似ている」という主旨のツイートがかなりの数書き込まれていた。

マイナビニュース

正直なところ、このスマートフォンは相当ひどいといった感じです。引用先にも書かれているように確かに外装は異なるものの形状は同じで、VAIO Phoneはパナソニック端末「ELUGA U2」よりも2万円ほど高いものの液晶はフルHDからHDにスペックダウンしているという世にも恐ろしい端末に仕上がっています。

ちなみに端末は日本通信がVAIO株式会社に声をかけ作ったもので、端末デザインを監修したのはVAIO株式会社。販売自体は日本通信がSIMカードと抱き合わせで行います。日本通信は「(ELUGA U2を)ベースにしたわけではない。たまたまだと思う」などと主張しパクリ疑惑を否定しているとのことです。

▼たまたま同じになったという両者のスマートフォン。右がVAIO
VAIO Phone2
Photo:Gigazin

VAIO Phone及びELUGA U2はQuantaという台湾のメーカーが行っています。いずれも設計から製造まで行っている企業で両者の端末性能の違いとしては先程も書いた液晶が面の性能の他に、光センサー、デジタルコンパスが省かれているのとネットワーク周波数帯が国内仕様向けに変更されているだけでバッテリー容量などは同じです。
またFOMAプラスエリア非対応となっており、おサイフケータイや防水、ワンセグといった機能はついていません。 

発売前から話題になる端末はiPhone以外珍しいのですが、このようなネタで話題になるのは国内端末では非常にレアなケースとなりました。