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中国では主に都市部の再開発により高層マンションが多く作られていますが、仕事の悪さが浮き彫りになる出来事も数多く報告されています。今回報告されたのはボールペンの先がズブリと食い込む謎の柔らかい壁です。

今回マンションの問題が発覚したのは中国湖北省武漢市に建設されたマンション群です。このマンションは2013年に建設が開始され現在13棟が完成しているという物件なのですが、なんと部屋の壁が異常なほどもろく安全性に問題があると入居者から苦情が寄せられているといいます。

史上最強の「手抜き工事マンション」、素手でも壁が壊せるレ...:レコードチャイナ

これについて中国メディア「荊楚網」の記者によると問題の壁について調査したところ、まず壁にむらができており、こすると粉がたつ状態だったとしています。そして、壁を叩くと穴が空き内部繊維が露出。試しに車の鍵を刺してみたところ5cm程の深さまで簡単に刺さっていったとしています。

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問題の柔らかい壁についてマンションの開発業者の責任者によると「当社の建築品質は政府機関の関連基準をクリアしており、『大きな問題』はない」と主張しているといいます。一方専門家によると表面のモルタルが製造過程で十分にかき回されていなかったり配合が間違うと柔らかくなるとし、断熱にはそこまで影響はないとされ壁自体が脱落するような状態でなければ問題無はないとしています。

市政府は入居者に対し「市の建築工程質量監督サイトに訴え出ることができる」とし、実際に記者が問い合わせたところやはりそこでも「問題はないのではないか」との趣旨の意見が述べられたとしています。

最近壁ドンなるよくわからない動作が注目されていますが、中国のマンションで壁ドンは要注意かもしれませんね。

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