遺伝子組み換えジャガイモ

皮を剥きしばらく放置すると変色してしまうジャガイモ。アメリカでは変色が発生しないという次世代のジャガイモが開発されたそうです。

アメリカのJ. R. Simplot社が自社開発したのは切ったり皮を向いても変色しないという新しいジャガイモです。このジャガイモは「Innate」とよばれ、2014年11月7日に米農務省(USDA)により承認されていました。今回は日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(FDA)が認可を得たといういことで人体への安全性は証明されたということになりそうです。

皮をむいて放置しても変色しない、遺伝子組み換えポテトがFDAの認可 - BusinessNewsline

J. R. Simplot社によるとこの遺伝子組み換えジャガイモは傷ついた箇所や切り口が変色しないことと、長期保存や半分に切って放置しても栄養価が下がらないとい特徴があるとしており、これにより従来は捨てられていたジャガイモが食用になることで廃棄される量を少なくすることができるとしています。

J. R. Simplot社はさらに第二世代の遺伝子組み換えジャガイモ「Innate」を開発、栽培しており早ければ2015年にも市場供給が開始されるそうです。


様々な食材となるジャガイモは世界中で食べられており長期間の保存が可能となればJ. R. Simplot社の言うとおり「捨てられる量も減る」と考えられるのですが、遺伝子組み換えについて不信感を抱く消費者が多い現状を見ると消費の拡大は一筋縄では行かないと思われます。
ちなみにマクドナルドで販売される約50%のポテトはJ. R. Simplotのジャガイモとされ、マクドナルドはJ. R. Simplot社製の遺伝子組み換えのジャガイモは使用しないことを2014年11月に発表しています。