
数々の実験が行われる国際宇宙ステーションですが今回は双子の宇宙飛行士を被験者としたちょっと変わった実験を行う予定のようです。写真はソユーズ宇宙船
将来の火星有人飛行に備えた医学研究のため、米露の宇宙飛行士2人が28日、国際宇宙ステーション(ISS)で1年間の長期滞在を始めた。2人は来年3月まで、通常のISSでのミッションのほぼ2倍の期間に当たる342日間にわたってステーションに滞在。自身の身体を素材に幅広い医学データを集め、宇宙での長期生活に伴う心理的影響も調べる。NASAが実験を行おうとしているのは今後考えられる長期の宇宙滞在における身体的・心理的影響を入念に調べるというものです。これまで同様の研究は宇宙や陸上でロシアやアメリカが行ってきたのですが、今回は宇宙で双子の宇宙飛行士を被験者として用います。
SankeiBiz(サンケイビズ)
NASAによると双子のうち弟、スコット・ケリー飛行士を宇宙に送り地上で暮らす双子の兄とどのくらい差がでるのかということを調べます。弟は国際宇宙ステーションで342日間暮らすことになり、これはNASA史上初の宇宙長期滞在になります。
予想されていることとして骨、視覚に異常が起こるとしておりロシア宇宙庁(ロスコスモス)とデータを共有し宇宙飛行士の症状を出来るだけ抑える方法を探っていくとしています。
合わせて相対性理論を実証すると研究です。これは高速で移動する物体は時間の進み方が遅くなるというもので、高速で動く国際宇宙ステーションから帰還した弟は兄よりも若干若いということ遺伝子レベルで分析し実証を目指します。ちなみに「若い」としても兄弟の差は1000分の1秒ほどになるとNASAは考えているようです。
今世紀前半にも月・火星・小惑星といった特に深宇宙を中心とした宇宙探査・開発が行われるとされており、これらの実験は次世代の宇宙開発に向けた研究の一部になります。
