ショッピングカート

主に食料品の買い物で使用するショッピングカート。店内で買い物をする際に便利なものなのですが、韓国ではこのショッピングカートの持ち去りが相次いでいるといいます。

27日、韓国・文化日報は、韓国のショッピングセンターで、ショッピングカートの盗難が相次ぎ、ショッピングセンターが頭を痛めている現状を伝えた。これに対し、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。

Record China
韓国といえば以前紹介した、IKEAの鉛筆の持ち去り転売問題が話題になりましたが、今回はショッピングカートについてです。なんと韓国のショッピングセンターではショッピングカートが盗まれる事件が多発していると報じられています。いったい何に使われるのでしょうか。

盗んだモノが共有財産に

記事によるとソウルのあるアパートの1階には20台ほどのショッピングカートが置かれているといいます。これは500mほど離れた大型ショッピングセンターもので無断で持ちだされた、つまり盗品です。しかし、このショッピングカートは警備室が現在保管しており使用後は返すシステムになっていると住人が話しています。
どういうことかというと、このアパートでは盗んだショッピングカートが住人らの「共有財産」となっており、ゴミ出しやちょっとした輸送の際に使用できるようアパート側が管理しているというものになります。

これについてショッピングセンター側も対策を行っています。具体的には盗難防止用の設備を導入するというものなのですが、導入コストの問題と利用上不便が生じクレームが寄せられることが懸念され実現には至っていないとのことです。「韓国は競争社会。目の前にあるチャンスをつかまなければ、大損をした気分になる」という盗みを正当化するわけの分からない犯罪心理があると説明しています。

ちなみに、お店にあるようなショッピングカート本体の値段としては、小型のものであれば約7000円、子供も乗せれる大型のもので約18,000円、上に子供を載せ下にカゴを置くもので40,000円となっています。(参考:株式会社 PST)