畢福剣氏

海外メディアによると、中国国営中央テレビ(CCTV)の人気司会者がプライベートな会食の場で毛沢東を批判する言葉を口ずさむ動画が何者かに撮影されネット上に公開されていたことが明らかになりました。

2015年4月9日、ロイター通信によると、中国国営中央テレビの司会者、畢福剣氏が私的な会食の席で毛沢東を批判した動画がインターネット上に流出して非難が集中し、畢氏が謝罪したことが分かった。 

「毛沢東に苦しめられた」=国営テレビ司会者の動画流出!出...:レコードチャイナ
ロイター通信及び台湾メディアによると、ネット上に公開された動画はCCTVの人気男性司会者、畢福剣(ビー・フージエン)が友人との会食を撮影したもので、「我愛北京天安門(北京天安門を愛している)」という中国では有名な曲を歌いながら続けて毛沢東について「われわれを苦しめた」などと替え歌を口ずさんでいたものです。

▼流出した動画


この話題は中国でも大きく扱われており、CCTV側は今月8日に畢氏の発言は「重大な社会的影響を起こした。入念な調査を行い、厳正に対処する」と声明を発表しました。この事件に伴い畢氏が出演している番組の放送は8~12日にかけ放送を中止する方針を明らかにしています。
本人は「社会に対して深くお詫びします。公人として今回のことを教訓とします」と謝罪しているとのことです。

この問題について中国共産党側のメディアは何れも畢氏を非難する記事や報道を行っているのですが、ネット上で行われたアンケートでは72%が畢氏を擁護する意見や考えが寄せられていたそうです。
動画自体は誰かが隠し撮りを行い意図的に流出させたものと考えられるものの、誰が行ったのかは現在明らかになっていないとのことです。畢氏を盗撮した写真や動画はこれまでも上半身裸姿でタバコ片手にカードゲームをする姿などいくつか存在しています。


畢氏が口にした「毛沢東が我々を苦しめたこと」つまり「大躍進政策」については毛沢東自身も政策失敗を認め国家主席を辞任しており、1962年1月の中央工作会議(七千人大会)では、劉少奇国家主席が「三分の天災、七分の人災」と毛沢東の大躍進政策を評価しています。