リンゴ

皆さんはリンゴを食べる時に皮を剥いて食べるでしょうか、それとも剥かずに食べるでしょうか。最近WHOが「皮」がある野菜や果物について食べ方の提言を行ったことが話題となっているそうです。

世界保健機関(WHO)は4月7日の「世界保健デ―」にあたり、今年のテーマ「食品安全」をめぐり、中国に対し、「根菜類と果物の皮は、必ず剥くこと」と提案した。新京報が報じた。

11日、サーチエンジン「百度」で「リンゴを食べる 皮を剥く必要はない」とキーワードを入れて検索したところ、71万5千件の検索結果が出た。「リンゴを食べる 皮を剥く必要がある」で検索すると、結果は9万8千件だった。

人民日報
中国人のリンゴの食べ方として実は、圧倒的多数がリンゴの皮は剥かない食べ方をするそうです。これはQ&Aサービス「百度知道」に寄せられた質問の回答でもそのような調査結果がでているそうで、皮を剥いて食べると言う人は全体のわずか4%だったとされています。
リンゴを皮ごと食べる理由について人民日報によると「リンゴの皮には栄養分が含まれている」「少し洗えば食べても問題はない」というよく言われる意見が寄せられていたといいます。

これについて否定的な意見を出したのはWHOです。これは「世界保健デ―」の今年のテーマとなった「食の安全」で野菜や果物の皮について提言を行ったもので「しっかり洗ったつもりでも細菌や化学物質は完全には除去できず、殺虫剤など農薬が含まれていることを考えると皮ごと食べるというのは消費者に悪影響をもたらす」という趣旨の発表を行いました。
もちろん、これはリンゴだけではなくジャガイモやキュウリ、さつまいもと言った野菜、果物の全てに当てはまることだとしており、WHOとしては「可能な限り皮は剥いて食べてください」との意見のようです。

中国では庶民的な果物としてリンゴや柑橘類があり、リンゴについては世界で生産される量のおよそ半分以上が中国産となっています。


個人的に「皮」について食べたほうがいいのか、それとも食べないほうがいいのか考えてしまうのは「焼き魚」です。「栄養がある」とする皮を食べたほうがいいのか、「焦げて体に悪い」と言われる皮を食べるべきなのか、WHOの判断を聞いてみたいところです。