ホームページ改ざん

日本にも県や市のホームページがあるように中国にも地方ごとにホームページが設けられています。しかし、中国では8割のホームページが更新がされない「休眠サイト」になっており、一部は乗っ取られ無茶苦茶な内容になっていると台湾メディアが報じています。

台湾の国営通信社「中央社」によると、中国地方政府の公式ホームページの多くが放置され休眠サイトになっていると報じています。また、その一部は乗っ取られ賭博やポルノサイトに書き換えられるなどとしています。

中国地方政府の公式ホームページ、80%以上が「幽霊サイト」...:レコードチャイナ

記事によると、これは中国政府直属の「中国軟件評測中心」が発表したものでランダムに選んだ地方政府のホームページ600カ所を対象に調査を行ったところ以下のような状態であることが分かったそうです。
  • 3項目以上更新されていない…87%
  • 一部の機能またはページが使用できない、開けない…80%以上
  • クリックすると無関係のページへ誘導される…90%以上
当局によると特にひどい例をいくつか挙げており、安徽省の県政府のホームページは賭博の公告サイトに、遼寧省鉄嶺市政府のサイトはクリックするとポルノサイトに接続するリンクが埋め込まれ、地方政府ではないものの江西省衛生庁テストセンターのホームページでは品質に関する偽の証明が堂々と販売されていたとしています。


日本でも企業や公共施設、もちろん県や市、町内単位でもホームページを設けていることがあるのですが、内容が非常に古く最新のブラウザでは正しく表示されないなど放置されているケースが多々見られます。もちろん個人のブログでも言えることなのですが、改ざんはされないまでもコメントに悪質なリンクが埋め込まれる例も存在するので更新をやめたのであれば必ず削除するようにしましょう。