
ロシア連邦宇宙局は国内の一部メディアが報じている「次世代の原子力推進エンジンの開発計画を凍結した」という内容について否定していると発表しています。
ロシアの国有通信社RIAノーボスチはロシア連邦宇宙局の広報担当者の発言として、一部メディアが報じている深宇宙開発のための次世代エンジン原子力推進エンジンについて開発計画を中止したとの報道について否定したという報道を行っています。
現在ロシアで開発されているという原子力推進エンジンとは現在ロシアの企業『機械建設工場』が開発を進めているもので2014年8月(参考)には宇宙原子力電気推進機(JAEDU)がエンジンの基幹部分、熱供給装置の開発に成功したという報道があります。
現在開発が進められているのは発電用の原子力装置で出力はメガワットクラス。ここから発生した莫大な電気エネルギーからイオンエンジンを動作させ、例えば太陽光による発電が困難な火星よりも外側の飛行も容易に行えるような設計になるとのことです。
また同じくこのエンジンを研究開発しているというNA Dollezhal(NIKIET:ロシア最大の原子力技術や工学研究開発センター。原潜やソ連初の原子力発電用原子炉を設計開発している)によると、今後の有人火星ミッションでも使用でき、地球に脅威をもたらす小惑星やスペースデブリの除去についても原子力のエネルギーが有効だと主張しているようです。

こちらが原子力推進エンジンを搭載した宇宙船とのことなのですが、大きさは全長53.4m、後部は縦横21.6mの大きさで、アンガラ-A5で打ち上げられると書かれています。
現在ロシアで開発されているという原子力推進エンジンとは現在ロシアの企業『機械建設工場』が開発を進めているもので2014年8月(参考)には宇宙原子力電気推進機(JAEDU)がエンジンの基幹部分、熱供給装置の開発に成功したという報道があります。
現在開発が進められているのは発電用の原子力装置で出力はメガワットクラス。ここから発生した莫大な電気エネルギーからイオンエンジンを動作させ、例えば太陽光による発電が困難な火星よりも外側の飛行も容易に行えるような設計になるとのことです。
また同じくこのエンジンを研究開発しているというNA Dollezhal(NIKIET:ロシア最大の原子力技術や工学研究開発センター。原潜やソ連初の原子力発電用原子炉を設計開発している)によると、今後の有人火星ミッションでも使用でき、地球に脅威をもたらす小惑星やスペースデブリの除去についても原子力のエネルギーが有効だと主張しているようです。

こちらが原子力推進エンジンを搭載した宇宙船とのことなのですが、大きさは全長53.4m、後部は縦横21.6mの大きさで、アンガラ-A5で打ち上げられると書かれています。