ジャージー制服

中国の学生の制服は一般的にジャージーが導入されているのですが、先日ある外国語学校の制服セットが平均月収に匹敵するほど高価なわりにダサすぎるとネット上で話題になっていたといいます。

中国メディア「広州日報」は中国版ツイッターこと微博(ウェイボー)で、とある高校の制服が話題になったと報じています。

高校の制服が高すぎる!「ぼったくりだ」「学校と業者がぐる...:レコードチャイナ

記事によるとこの書き込みを行ったのは広東省東莞市にある東莞外国語学校の新入生と思われる学生で、書き込みには「学校は事前に制服の価格を生徒に知らせず、制服を配布した後でその価格を発表した。私の同級生はみんな『こんなに高い制服なんか着られない!』と文句を言っている」という訴えの内容でした。

東莞外国語学校の制服_1

実はこの制服、中国ではおなじみのジャージーとなっており夏用ジャージーと冬用ジャージーの12点、セーター等を合わせた合計18点セットとなっており価格は2180元(約4万2000円)。中国当局が発表した都市部の民間企業の平均月収2726元(約5万2300円)と比べるとあまりに高価であるというものです。
そして、この書き込みをみた同じ市内公立高校の生徒から書き込みがあり実は他の高校でも全く同じ価格で販売されていることが分かったことで批判が相次いだといいます。

中国のネット上では「学校と業者がぐるになって生徒の親から金を巻き上げてるんだ」「ここの校長はろくな人間じゃないな」 などと書き込みが多く寄せられたようです。

▼問題のジャージー
東莞外国語学校の制服

中国の制服がジャージーの理由 : ZAPZAP!

今回の問題について東莞外国語学校は制服の価格は事実であるとした上で、共同教育入札(日本で言う一般競争入札と同じと思われる)により決まった結果だと話しているそうです。ちなみに他の外国語学校の制服の価格として14点セットで900元などがあるとしています。