マイクロソフト社によるとこれまで「Windows 98」や「Winsows 8」というようなバージョンナンバーが割り振り販売を行なっていた件について、10以降では10にアップデートを適用する形に変更されると発表しているようです。
Windowsにバージョンナンバーを付けるのは10で最後となることが8日、シカゴで行われたMicrosoftによるコンファレンス「Microsoft Ignite」での開発担当のJerry Nixonの発言により明らかとなった。マイクロソフト社によると今年6月~8月に販売されるWindows10以降のOSについて、「Windows11」といったナンバー付は行わず、オンラインゲームや同様のソフトのように「10」に改良や修正を行なっていくアップデート形式に変更すると発表が行われたようです。
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つまり、2018年頃に販売されるであろう10以降のOSというのは事実上なくなり、10のビルド○○ということになりそうなのですが、将来的には「10」というバージョンを示す文字自体も無くなるとされ、単なる「Windows」に変更されるのではないかと予想されているそうです。
またマイクロソフト社によるとOSの大規模なアップデートは年単位ではなく数ヶ月単位で行われるとしており、ユーザーはインターネットを経由しこれを適用するという形になるそうです。スラッシュドット・ジャパンによると10では従来のOSで行われている月例更新も終了され、個々の更新プログラムは随時配布されるよう変更されるとしています。
Windows10はこれまで発表されたように2015年6月~8月に販売が開始されるとされ、Winsows7以降のPCであれば不正に取得した海賊版Windows7や8であっても10の販売開始後1年間は無料でバージョンアップが可能であると正式に発表されています。
ちなみに「アップデート方式に変更する」ということについて、実はWindows7や8の時代にも同じことがいわれていたそうです。