
光ではなく電波で天体や宇宙を観測する電波望遠鏡。オーストラリアの電波望遠鏡ではここ17年間ほど謎の発生源不明の謎の電波が捉えられていた件について、なんと職員が使用するあるものが原因があったことがようやく判ったと報じられています。
1969年に月面着陸の映像を中継し、オーストラリアで最も有名な電波望遠鏡と呼ばれるパークス天文台。17年もの間、この天文台は異常な無線信号の影響に悩まされていたが、その原因がついに突き止められた。信号を発していたのは、電子レンジだった。パークス天文台はアポロ計画で月面着陸の映像を中継した天文台として有名な電波望遠鏡があるのですが、実は1998年以降、ある不思議な信号が観測されようやく原因を突き止めたというものが今回の記事です。
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この信号とは観測されるのは年に1、2回という頻度で、当初は雷など自然現象により発生した信号だと考えられていたそうです。しかし、2015年に最新の受信機を天文台に設置したところその詳細な信号が明らかになり2.4Ghzという私達にも馴染み深い周波数帯の信号であることがわかったといいます。
2.4Ghzとは一般的に知られているのは無線LANで使用する周波数帯なのですが、実はISMという私達が無許可で工業、科学、医療に使用できる帯域に含まれ、ここには電子レンジが出すマイクロ波があります。
天文台によると、2.4Ghzという数値が観測された時点で原因がわかったのか、施設に内にある電子レンジについて調査を行なったところ温めが終わる前に扉を開けた場合に限り2.4Ghzの信号を出していたことが解ったそうです。
つまり、長年謎とされていた信号は電波望遠鏡施設内にて職員が飯の温めに使用していた電子レンジから出ており、極々一部の人間が温めが終わる前に扉を開き、さらに電波望遠鏡がたまたま電子レンジの方向に向いていたことで観測されてしまったということのようです。
こういった施設では電波を出す機器の使用は制限されているのかと思いきや必ずしもそうではないようですね。
