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旅客機にはいくつも非常口がついていますが、中国では乗客がこれを無断開放し脱出用シューターが動作する事件が多発しているとのことです。(写真は参考資料)

2015年5月11日、中国民用航空局のウェブサイトによると、韓国アシアナ航空の乗客が勝手に非常口を開けた事件で、吉林省延吉市人民法院で初公判が行われた。人民網が伝えた。


Record China
記事によると、2015年に入ってから中国内で乗客が無断で非常口を開き欠航するという出来事が多発しているとしており件数にして12件、昆明市や重慶市などの決して田舎ではない空港でも発生していると報じています。

事件は2015年より以前からも発生しており、拘束された人によると理由は様々で「人混みが嫌いだった」というものや、「好奇心でやった。万が一のことを想定してレバーを引っ張ってみた」というもの、他には「機内が蒸し暑い」という理由から3箇所の非常口を開きに回った女性もいます。

記事では非常口を開放し逮捕された人の初公判に関する内容も書かれているのですが、2月にあった例では非常口を明けシューターが動作したことにより離陸の遅れが4時間発生し3万4000元(約65万円)の経済損失を空港側被ったとしています。
中国では平時に非常口を買ってに開放することは「民用航空安全保衛条例」で禁止されており、損害賠償が課せられる可能性が高いとのことです。また世界共通なのかどうかは分かりませんが、中国では非常口付近に座った乗客に対し非常口を開かないよう説明を受けるとされています。