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韓国メディアによると韓国の元軍幹部ら軍需品製造業者が結託し国内で製造された自動小銃の弾倉を海外へ不正輸出していたことが明らかになったと報じています。

韓国メディア「ニューシス」はソウル警察庁国際犯罪捜査隊が今月、韓国の元陸軍幹部と軍需品製造業者を逮捕し、現役少佐と運送業者、通関業者の5人を書類送検した報じています。

韓国軍幹部ら、弾倉3万個を海外に密輸=韓国ネット「どこもか...:レコードチャイナ

記事によると、逮捕された人物らは2007~2008年に海外派遣されていた地にて知り合った現地人と交渉の結果、自動小銃の弾倉等3万点を横流しし3億6000万ウォン(約3900万円)の不当な利益を得ていたとのことです。
横流しした弾倉は西側諸国が使用することが多いM-16と、テロリストや東側諸国等広く使われるAK-47の弾倉でこれらはすべて軍の戦略物資だったとのことです。

参考:STANAG マガジン
STANAG マガジン
NATO加盟国間で小銃の弾薬と弾倉を共通化することで、歩兵レベルの共同作戦を容易にする目的で提案された規格。M-16シリーズももこれを使用しています。

「現地人」というのがテロリストなのか治安維持部隊なのかは明らかになっていないのですが、弾倉の違いから少なくとも複数の相手と取引していたと考えられます。

M-16は別として、韓国軍では使用していないと思われるAK-47の弾倉を国内で製造いるという謎があるのですが元軍人、製造業者、輸送業者、通関が結託して密輸するというのは日本や欧米ではそう考えられることではありません。