Kurganets-25

もし攻撃されたらブルブル震える仕様なのでしょうか・・・?その疑問は置いておき、なんとロシアで開発された新型の歩兵戦闘車の操縦はハンドルタイプではなくコントローラータイプになっていると報じられています。

同戦車は5月9日のロシア戦勝記念パレードで初めて登場した新型戦車です。この戦車の操作は、従来の“ハンドル”タイプではなく、プレイステーションのコントローラーのような形状と発表されました。

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先日ロシアで行われた対独戦記念パレードにて初めてその姿が明らかになった「Kurganets-25」という歩兵戦闘車について、開発元の副社長アルバート・ベイコブ氏はロシアメディアの取材に特殊なハンドルについて語っていたそうです。

記事によると、「Kurganets-25」の操縦は従来のようなハンドルタイプのものではなくゲーム機に使用するようなコントローラータイプを採用することになったようです。理由はいくつかあり、まず最近の若者でも簡単に操作できるようになったこと、ハンドルタイプは被弾時の衝撃で体をぶつけ負傷したことがあったこと、そしてハンドルでは出入りの邪魔になったことです。

副社長によるとおそよ2年の歳月を経て開発することに成功。これまでの試験で特に問題なく操縦できたようで採用という形になったようです。

旧ソ連が開発し第二次世界大戦で使用されていた戦車「T-34」はトラクターを使う農家の人でも簡単に操縦できるよう設計されていたなどと言われることがありますが、どうやらこの流れというのは現代も引き継いでいるようですね。
コントローラータイプはこれまで小型の無人偵察機や無人車両で使われることがあったのですが、大型の車両での採用は非常に珍しいと言われています。

▼Kurganets-25 IFV
Kurganets-25 IFV

Kurganets-25は歩兵を展開させる能力のある歩兵戦闘車で操縦手3人、最大8名の歩兵が乗り込めます。重量25トン、800馬力のエンジン。最高速度は時速70~80km。水上航行は時速10km。武装はKurganets-25 IFVタイプで30mm機関砲(Bumerang-BM)と同軸7.62mm機銃、対戦車ミサイル。Kurganets-25 APCタイプ12.7mm機銃が搭載されています。