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今月、中国の都市を襲ったのは集中豪雨です。これにより市内全体が冠水するという被害が発生したのですが何故か市民生活はそこまで混乱することなく、川からやってきた魚を捕るなど行動が見られたそうです。今回は中国人と洪水について紹介していきます。

これから梅雨に入り夏、秋にかけて多く発生するのは洪水です。日本では床上、床下浸水の話題は毎年のように耳にしますが、被害に見舞われるのは中国でも同じです。しかし、何故か中国の人たちは洪水をむしろ楽しんでいるという、水に対してちょっと変わった文化というか考え方の違いがあるのはご存知でしょうか。

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こちらの写真は今月20日に撮影されたものです。この日、広東省東莞市を襲った集中豪雨により洪水が発生し市内の道路が冠水するという被害がでました。しかし、一部の市民は街にでて魚取りを楽しんでいたというものです。

「そんなものごく一部の人間で、そこだけの話だろ」と普通の人ならばそう思ってしまうのですが、この認識は誤りかもしれません。もちろん困っている人がいるのは確かなのですが、表情からは少なくとも『困り果てている』というものではないのです。

▼20日の洪水に見舞われた地域
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Photo:网易新闻

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Photo:网易新闻

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Photo:网易新闻

「それでも信じられない」と言う方にこちらの写真を紹介します。これは2013年10月、中国浙江省温嶺市を襲った台風により街では最大1メートルを超える浸水被害が発生した時のものです。

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Photo:国际在线

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Photo:国际在线

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Photo:国际在线

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Photo:国际在线

「それでも・・・!」という方にこちらの写真。これは2010年7月、湖北省武漢市を漢江で大規模な洪水が発生したときのものです。市内には川を眺める展望台があるのですが、この日の洪水で水位が展望台まで達したものの、一部の市民らは今にも押し流されそうな展望台に集まり川を眺め、遊ぶ様子が撮影されています。

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もちろん撮影されるのは洪水を楽しんでいる人たちだけなのですが、日本では見かけない光景が中国では普通に行われているというのは間違いなさそうです。