RS-25

アメリカで開発が進められているのは「スペース・ローンチ・システム(SLS)」という、スペースシャトルの後継機にあたる打ち上げシステム(ロケット)です。これに使用されるメインエンジン「RS-25」を組み立てる動画が投稿されました。

この映像はアメリカ、ミシシッピ州にあるステニス宇宙センターで撮影されたものです。動画は僅か2分あまりのタイムラプスなのですが、その間エンジンノズルから上部の燃料を供給するパーツまで取り付けが行われています。

▼RS-25エンジンの組み立て動画


▼RS-25の燃焼試験


さて、このエンジンが使用されたのかはわからないのですが、アメリカ現地時間5月28日に同じくステニス宇宙センターのA-1試験台にて「RS-25」の2度目の燃焼試験が行われました。燃焼時間は450秒。同様の試験は今年中に8回行うそうです。

ステニス宇宙センターはNASAが保有するなかでは最大のロケットエンジン燃焼試験施設です。ここではアポロ計画で使用したエンジンからスペースシャトルのメインエンジン「SSME」の試験を行なっており、まさにアメリカの宇宙開発では切っても切り離せない施設となっています。

RS-25とSLS

RS-25は元はスペースシャトルで使用されていたメインエンジン、スペースシャトルメインエンンジン「SSME」の一部改良型です。sorae.comによるとスペースシャトルではこれが3基ついていたものが「スペース・ローンチ・システム(SLS)」では4基構成になるため、加速度や周囲の温度が高くなることから一部改修が施されているとのことです。

▼SLS
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ただ、RS-25は再使用を目的とした高コストのエンジンであり将来的には使い捨て型に変更したRS-25Eに切り替え次世代の宇宙開発を目指していくとしています。
SLSは低軌道へ最大130トンの打ち上げ能力を誇るロケットでその基本的な構成、つまりメインエンジンや燃料タンク、補助ロケットブースターはスペースシャトルの打ち上げシステムから流用・拡張したものとなっています。
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