image_21

中国で初の中東呼吸器症候群(MERS)が確認された韓国人患者について、中国メディアによるとこの治療を担当する医師がくじ引きで選ばれていたと報じられています。

人民日報(電子版)によると、先月下旬中国広東省の恵州市中心人民医院で隔離されている中国初のMERS患者について、この治療にあたる医療スタッフをくじ引きで選んで決定したと報じています。

中国広東省恵州の病院、韓国人MERS患者の治療担当者をくじ引...:レコードチャイナ

詳細は不明なのですが、病院によると「未婚者を第一グループ、既婚者は第二グループとしてくじ引きを行なった」としています。また、選ばれてしまった人はスマートフォンを利用し家族や友人に別れを告げる人もいたといいます。

▼選ばれた医療スタッフと韓国人患者
image_22
Photo:星島日報

この韓国人患者は2015年5月26日の段階で自身の父親がMERSを発症したこともあり、韓国当局から渡航をやめるよう勧告されたもののこれを拒否していました。男はその後、香港経由で中国に入国。韓国当局は27日に国際保健規則(IHR)に基づき中国当局に連絡します。そして男が広東省恵州市にいると知らせを受け28日に未明に病院に搬送、結果的に5月29日に発症が確認されました。
また中国国営CCTVによると男は韓国にいた5月21日から体調を崩しており25日には熱が確認されていたとしています。

韓国では現在発症者が18人となっており家族や最初の発症者が訪れた診療所のスタッフ、そして病院で同じ病室にいた患者や同じフロアで別の病室にいた患者、病院の医療スタッフが二次感染していたことが明らかになりました。隔離されている人は100人を超えています。(中国ではこの男と同じ旅客機に乗っていた3人が体調不良を訴え香港の病院で隔離されているという情報もあります)

中東呼吸器症候群はMERSコロナウイルスにより引き起こされる感染症で致死率は30~40%とされています。

image_23