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依然として感染拡大が広がっている致死率4割前後の中東呼吸器症候群(MERS)について、韓国では210校が休校を決定したものの、この判断に韓国当局は判断が正しくないとする意見を述べていたことが明らかになりました。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、MERSの感染者及び隔離対象者が増えていることを受け韓国では約210の小中高校が休校を決定したものの(4日現在544校)、韓国保健福祉部の中央MERS管理対策本部及び、大韓感染学会理事長がこの対応に反対する意見を述べいてたと報じています。

MERS感染拡大、韓国当局「休校措置は医学的に正しくない」=...:レコードチャイナ

記事によると、中央MERS管理対策本部の權埈郁(クォン・ジュヌク)企画総括班長は6月3日に行われた記者会見で休校を決めた学校があることについて、「わざわざ学校を休みにすることは、医学的に正しくないことだ」などと発言。さらに大韓感染学会のキム・ウジュ理事長も「MERSは伝染力が低く、学校とは無関係だ」などとし、いずれも休校の判断に反対する姿勢を示していたとのことです。

この発言について韓国では「国民を怒らせることが彼らの仕事なのか?」、 「一度でいいから正しいことをしてみろ!」 、「無能であることも1つの能力だ」などと批判する声が大半を占めている状態だったとのことです。 

パッと見た感じではクォン・ジュヌク氏とキム・ウジュ氏がMERSの回し者にしか見えないのですが、学校の状況としては3日現在、原因は分かっていないものの韓国京畿道の学校に通う生徒ら85校で計1413人が高熱や咳などの症状を訴えていると報じられています。