風力発電

再生可能エネルギーによる発電方法としては水力、風力、太陽光が有名ですが、アメリカの大学が行なった研究によると、2050年頃には全米における電力供給うは再生可能エネルギーのみになるという予測結果を発表しました。

BusinessNewslineによると、スタンフォード大学が行なった将来の電力供給予測によると、2030年には再生可能エネルギーが全エネルギー供給に占める割合は80%、2050年までに100%を達成することになることが判ったと発表しているそうです。

スタンフォード大、米国の電力供給は2050年までに100%再生可能エネルギーになる - BusinessNewsline

記事によると、研究では現在の全米50州の電力供給及び電力需要のパターンを分析し今後各州の供給需要がどのように変化していくかをシミュレート、35年後の2050年までの予測を行なったというものです。
結果、現代と比べ2050年には省エネ技術の進歩により消費電力が39%削減されているとしたうえで、風力、太陽光、地熱、水力、潮流発電などの電力供給が増えていき2030年には生産される電力の80%、2050年には全て再生可能エネルギーになると予測されています。


今年6月に行われたG7で採択された首脳宣言では「(CO2の排出量について)2050年までに2010年比での40~70%削減」が盛り込まれています。もちろん発電所だけではなく、車といった分野でも適用される削減目標になるのですが、現実的に『全米を全て再生可能エネルギーでまかなう』というのは無理があるとしても石炭や石油、さら原子力発電による供給量は2050年頃にはかなり少なくなっていることが予想できます。