日本でも今年は降水量が少ない地域が多いと言われていますが、韓国や北朝鮮でも降水量が少なく野菜の価格が高騰するなど
2015年6月10日、韓国のテレビ局SBSによると、韓国政府が中東呼吸器症候群(MERS)の対応に追われる中、首都圏の干ばつも深刻な状態になっている。韓国メディアによると韓国全土の今年5月の平均雨量は57mmとなり例年の半分にも満たない地域が多くなっているとのことです。またソウルの水源ともなっている昭陽江ダムの水位についても1973年の竣工以来最低となっており、一部地域では給水制限が行われています。(写真)
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天候で価格に影響が出やすい野菜については、白菜については前年のおよそ3倍、2393ウォン(約265円)になっておりキャベツ、玉ねぎ、ほうれん草といった野菜も高騰しているとのことです。
北朝鮮では昨年より長期の干ばつが続いており、今年は「史上最悪の干ばつ」「100年で最悪の規模」とされています。
これについて釜慶大学環境大気学科の教授によると「(朝鮮半島における)干ばつには5つの周期がある。そのうち、一番大きな周期(124年)と2番目に大きな周期(38年)がぶつかるのが今年だ」と説明しているといいます。ちなみに2018年冬のオリンピック会場地「平昌」では雨乞いが行われているそうです。