万里の長城

世界文化遺産に登録されている城壁遺跡『万里の長城』。しかし、管理の面で問題が指摘されており既に全体の3割が消失しているそうです。

「北部からの侵攻をくい止めるために・・・」と歴史の授業では必ず登場する『万里の長城』。あまりにも有名な世界遺産なのですが、現在長城の保存状態が比較的良いとされる部分は僅か10%しかなく既に30%が消失したと中国メディア『大河網』が伝えています。

消失が止まらない「万里の長城」、れんがを抜き取って家を建...:レコードチャイナ

記事によると「最も危機にひんしている遺跡」の1つとして2003年の段階で名前が上がっていた万里の長城について現在も対策がとられているとは言えないらしく、逆に観光開発や長城付近での不動産建設が進んだことで状態が悪化していると指摘しています。

消失した原因について記事では「人的破壊や管理不足、風雨にさらされるなどした結果…」と書かれているのですが、この『人的破壊』の1つとして近所の住民らが万里の長城に使われているレンガを抜き取り自身の家を建てる行為が確認されているそうです。


長城の保護として2006年に北京市政府がレンガを持ち去ったり、レンガに名前を掘るなど落書きを行なった場合200元(約3,450円)の罰金を設けたのですが目立った効果は無かったとされています。また偽の万里の長城を建設し999元(約17,250円)でレンガに書き込めるという謎のサービスを始めており、2014年からは長城に落書き用のホワイトボードを導入しています。

ちなみに、現場を取材したニュージーランドメディアによるとホワイトボードの固定は長城に直接釘付けされていたとのことです。(参考)