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「お金を触ったら手を洗え」と親や誰かに教えられたことはないでしょうか。なんと、中国ではそんな『お金』を経由して病気に感染した例が報告されたと報じられています。

中国の地元紙「温州日報」など複数メディアによると、浙江省温州市の地元銀行に務める30代の女性が人民元紙幣を経て性病にかかったとする記事が書かれているとのことです。

「中国人民元が原因? 女性銀行員が性病にかかる」 News i - TBSの動画ニュースサイト

記事によると30代の女性が身体に違和感を感じ病院で検査を受けたところウイルス性の性感染症であることがわかったといいます。原因について婚約者を疑い男性も同じく病院で検査が行われたもののウイルスは見つからず陰性反応だったとのことです。

女性によると婚約者以外に“アレ”がなかったということで原因を突き止めようと医師と相談したところ、実は『彼氏がいなかった女性が性病にかかった』前例が存在しており、しかもその女性も同じく銀行員として働いていたと話されたようです。したがって、原因は紙幣や硬貨に付着したウイルスによるものと判断されました。

温州日報によると人民元紙幣には平均して120種類の菌が繁殖しており、紙幣を頻繁に扱う銀行職員などの手には300万個以上の菌が付いている場合があるとのことです。また銀行員の肝炎の感染率は一般人に比べて6倍ほど高いとのデータを示し驚きの声が広がっているとのことです。

紙幣は汚いのか?

2012年12月、オックスフォード大学が行なった紙幣の汚れに関する研究では、一般的な紙幣からは1枚あたり平均2万6000個の細菌が付着していることが分かり、綺麗なはずの新品の紙幣からも2400個の細菌が検出されています。その中で汚い紙幣としてはスイスの『フラン』とデンマークの『クローネ』を挙げています。(参考)

また『クレジットカード』についても2012年、イギリスの研究機関が行なった研究ではイギリス人が保有する1割りのクレジットカードから人の手を介した大便の汚れがついていたと発表しています。これは「英国人の6割が食事の前に手を洗わず、また26%の人の手に大便がついていた」という研究結果の一部で、イギリスの紙幣は7枚のうち1枚から便器と同じ量の最近が付着していたことも明らかになっていいます。