
先日、最新のステルス機F-35がF-16との模擬空中戦にて敗れるという結果を紹介しましたが、これについてF-35(JSF)の開発責任者は「有視界でのドッグファイトを行う必要はない」とし、そもそもF-35は近距離戦は想定した設計になっていないとする発言していたことが明らかになりました。
これはF-35Aという空軍仕様の量産型機がF-16Dという軽量戦闘機との1対1の模擬空中戦を行なった結果、F-35Aが撃墜判定をされていたというものです。この試験では有視界戦、つまり戦闘機の機動性をフルに発揮することになる近距離戦を想定して行われたもので、F-35Aの機動性を評価するために行われたとしています。
F-35はなぜ機動性では旧型機にも劣るのか、波紋を呼ぶUSAFによる模擬空中戦演習の結果 - Technobahn
試験自体は2015年1月に行われたものの、これまで言われていた米空軍が試験内容を発表したというものではなく、当時F-35Aを操縦していたパイロットが何らかの理由で戦闘結果を公開し明らかになったという流れのようです。
複数メディアによるとF-35AのパイロットはF-15E、F-16、F/A-18Fの操縦経験があるというエリートパイロットで少なくとも操縦に不手際があったとは考えられていません。模擬戦では重い外部燃料タンクをつけ、少なくとも有利な飛行状態ではないF-16Dに撃墜されたということについてF-35Aのパイロットは米空軍に「F-16と交戦を行った際に、全ての状況下においてパワー面(加速力などエンジン面)で明らかに不利な条件に置かれた」と米空軍に報告書を提出したと述べています。
また、パイロットによると問題はパワー面だけではなく頭をすっぽりと覆うヘルメットがコックピットに対し大きすぎて後方確認が困難(後ろに付かれた敵機が確認しにくい)という状況に陥ったと述べているそうです。
▼後方確認が困難なヘルメット

前置きが長くなりましたがこの空中戦は海外でも大きく取り上げられているそうで、イギリスの軍事メディア『UK Defence Journal』によると、まずF-35Aは完璧な状態ではなかったと報じています。具体的にはF-35Aには空中戦用のソフトウェアがインストールされていないこと、そしてF-35Aのステルス性を高めるステルス塗装が施されていなかったことをあげ、「今回の戦闘でF-35Aが失敗機だと決め付けるのは時期尚早だ」と主張しています。
またF-35の開発責任者までコメントを発表する事態になっており「F-35は長距離から敵機を倒することを念頭に開発が進められたものであり、パイロットが有視界でドックファイトを行うことは必要はない」と話しているそうです。
そもそもF-35は戦闘攻撃機として開発されておりF-22のような制空戦闘機ではないと当初から言われていたのですが、どうやら事実のようです。
ただ、相手がF-22相当のステルス機だった場合、『長距離から敵機を倒す』ことができるレーダー誘導ミサイルで撃墜することはできるのか。何れにしても仮にステルス機との近距離戦となった場合、機動性の面でF-35は必ずしも優位に立つことはできないことは今回の空中戦で証明されました。
F-35はなぜ機動性では旧型機にも劣るのか、波紋を呼ぶUSAFによる模擬空中戦演習の結果 - Technobahn
試験自体は2015年1月に行われたものの、これまで言われていた米空軍が試験内容を発表したというものではなく、当時F-35Aを操縦していたパイロットが何らかの理由で戦闘結果を公開し明らかになったという流れのようです。
複数メディアによるとF-35AのパイロットはF-15E、F-16、F/A-18Fの操縦経験があるというエリートパイロットで少なくとも操縦に不手際があったとは考えられていません。模擬戦では重い外部燃料タンクをつけ、少なくとも有利な飛行状態ではないF-16Dに撃墜されたということについてF-35Aのパイロットは米空軍に「F-16と交戦を行った際に、全ての状況下においてパワー面(加速力などエンジン面)で明らかに不利な条件に置かれた」と米空軍に報告書を提出したと述べています。
また、パイロットによると問題はパワー面だけではなく頭をすっぽりと覆うヘルメットがコックピットに対し大きすぎて後方確認が困難(後ろに付かれた敵機が確認しにくい)という状況に陥ったと述べているそうです。
▼後方確認が困難なヘルメット

前置きが長くなりましたがこの空中戦は海外でも大きく取り上げられているそうで、イギリスの軍事メディア『UK Defence Journal』によると、まずF-35Aは完璧な状態ではなかったと報じています。具体的にはF-35Aには空中戦用のソフトウェアがインストールされていないこと、そしてF-35Aのステルス性を高めるステルス塗装が施されていなかったことをあげ、「今回の戦闘でF-35Aが失敗機だと決め付けるのは時期尚早だ」と主張しています。
またF-35の開発責任者までコメントを発表する事態になっており「F-35は長距離から敵機を倒することを念頭に開発が進められたものであり、パイロットが有視界でドックファイトを行うことは必要はない」と話しているそうです。
そもそもF-35は戦闘攻撃機として開発されておりF-22のような制空戦闘機ではないと当初から言われていたのですが、どうやら事実のようです。
ただ、相手がF-22相当のステルス機だった場合、『長距離から敵機を倒す』ことができるレーダー誘導ミサイルで撃墜することはできるのか。何れにしても仮にステルス機との近距離戦となった場合、機動性の面でF-35は必ずしも優位に立つことはできないことは今回の空中戦で証明されました。
