image_17

先日、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地に保管(放置)されているソ連版スペースシャトルについてご紹介しましたが、この2機を博物館等で保存しようと賛同者の募集が始まったとのことです。

ソヴィエト版スペース・シャトル「ブラン」の、未完に終わった2号機や試験機を、博物館などに保存しようという呼びかけが、インターネット署名サイト「change.org」で始まった。


sorae.jp

これは今年6月、写真家Ralph Mirebs氏がカザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地を訪れ、『MIKビルディング』内部の撮影し、そこに眠るソ連版スペースシャトル「ブラン」がブログで公開され大変な注目を集めました。

この流れからウルグアイに住むvictor grippoli氏が塵まみれのブランを正しい形で保存するべきだとして、インターネット署名サイト「change.org」で賛同者を募集しているとのことです。集められた署名は国際連合やロシアやカザフスタン政府に送られるとのことです。
ただ、保管するには個人や寄付では支払いきれない莫大な資金が必要で、そう簡単に保存計画には進まないことが予想されます。

▼Ralph Mirebs氏が撮影したブラン2号機
image_1

image_2

image_3

image_4

image_5

image_6

▼1980年代に撮影されたMIKビルディングとブラン1号機
image_7

ブランは1988年11月15日、1号機が無人で発射され206分の飛行を終えバイコヌール宇宙基地へ着陸しました。当時の計画では1992年に有人打ち上げを行う予定が組まれたものの1991年にソ連が崩壊。その後、ブランは人や物を中に運ぶことはなく計画が中止しました。

当時、6機のフルスケールモデル(試験機)とブラン1号機、2号機が製造されておりその後、試験機の一部はバイコヌール宇宙基地内の博物館やドイツの博物館で展示されています。宇宙に飛び立った1号機は2号機と同じように宇宙基地内で保管されていたものの、2002年5月に発生した暴風により建物とともに崩れ落ちました。

ちなみに、同じくバイコヌール宇宙基地には他にも『エネルギア M』というエネルギアファミリーのロケットが保存(放置)されています。

▼エネルギアM
エネルギアM

このエントリーをはてなブックマークに追加