旅客機

現在の旅客機は機首方向に向かって横に数列座席が用意されていますが、この配置を変更して同じスペースでより多くの客を乗せることができる特許が取得されてたそうです。

これはフランスの航空等の装置を開発・販売しているゾディアック・エアロスペースの子会社が特許を取得したもので、従来の座席で生まれていた無駄なスペースを最小限することでより多くの乗客を乗せることができるというものです。

Zodiac Aerospace: 従来よりも大勢の乗客を収容することができる旅客機用新座席レイアウトの特許取得 - Technobahn

座席レイアウト
Photo:Zodiac Seats

こちらが子会社が考案した座席レイアウトです。何れもエコノミークラスの座席に変更が加えられるとしており、座席の形を『四角形』から『五角形』に変更。それを歯車のかみ合わせのように互い違いに配置することでより多くの人を載せられるというわけです。ただ、真ん中の座席の人は進行方向とは反対側に向くことにな、両側の座席の人と顔合わせないといけないという『楽じゃない環境』に晒されます。
子会社によると、このレイアウトを一般的な旅客機に採用することで10%多い乗客を搭乗させることができるだろうと語っているそうです。

この案について欧米の大手ニュースサイトでは「こんな座席が導入されたら、エコノミークラスの空の旅は地獄のような苦痛が伴うものになるだろう」など批判する意見を各社が述べているそうです。

正直なところ、輸送機よりも環境が悪いんじゃないかと思わせるレイアウト案。みなさんはどう思われたでしょうか。ちなみに、このレイアウトでは『腕』が相手の体側に置くという無理やり過ぎる案になっています。

▼輸送機の座席
輸送機