
自分が設計したデザインをそのまま3次元の製品としてつくり上げることができる3Dプリンタ。大変注目を集めた3Dプリンタについてどうやら一定のブームが去ったのではないかとされているそうです。
大手ニュースサイトのQuartzを読んでいたら3Dプリンターのブームは終わりを告げた可能性が高いとする記事をでくわした。
記事は3Dプリンター大手のStratasysと3D Sytetmsの株価をその根拠として提示しており、上のチャートで判る通りに、上場2銘柄の株価は2014年の年初に高値を付けた後は、ちょうどバブルが弾けるように急騰前の価格水準に戻すところとなっていること判る。
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Photo:Quartz
こちらの表は3Dプリンタメーカー大手『Stratasys』と『3D Systems』の株価を年ごとに表したものです。両企業とも14年にピークを迎えた株価が現在は1/4に以下になっており、3Dプリンタという言葉が世間に出始めた頃に戻った形になっていると報じられています。
3Dプリンタとはご存知のように3次元の物体を作り上げることができるというもので、日本では昨年あたり非常に注目されテレビでも紹介されいました。しかし、プリンタの本体の価格が非常に高く3Dソフトを使い設計図を作る必要がある欠点があります。
記事によると現在の3Dプリンタは電子回路も印刷できるという製品が出てきているものの高価なこともあり個人用として普及するようなレベルの製品には仕上がっておらず、誰でも僅か数クリックで立体物を出力できるような『技術的なブレイクスルー』が必要であると指摘されています。
確かに、一般人が使いような3Dプリンタで出力できるのは100円均一で売っているようなものばかりというイメージがあり、コストパフォマンス的には最悪と言った感じです。やはり3Dプリンタは個人向けというよりも医療や宇宙などこれまでにない製品を作り上げる最前線の使う場合が今後も多くなるのではないかと予想できます。