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今後増えていくことが見込まれている電気自動車。イギリスではこの電気自動車向けに道路を走行中でも充電できるという非接触充電レーンを試験的に導入することが決まったそうです。

一般的な車は燃料が減ればガソリンスタンドに行き僅か数分後には再び数百キロを走行できるものの、電気自動車はそうはいきません。一般的な電気自動車の欠点としては『バッテリーの充電時間』と『充電ステーションの少なさ』があります。

イギリス政府、非接触充電専用レーンの設置実験を実施へ - Technobahn

そこでイギリスは走行中に車両に電気を送る非接触充電レーンを設けるという世界でも珍しい試験を実施することになりました。

記事によると建設されるのは道路内に電線と電気コイルを埋め込み、その電気コイルを介して電気をワイヤレスを送信し車体のバッテリーに充電するというものです。またこの道路は現在電気自動車『専用』レーンとして設けられるということで、一般車は走行はできないそうです。

この手の非接触充電レーンについては通常の道路とは違い装置を埋め込む必要があり建設コストが割高で採算性を合せることが難しとして導入は進んではいませんでした。また、現在一般的な電気自動車にはワイヤレス充電機能は備わっていないことからイギリス政府としてはワイヤレス充電機能を備えた作業車などを利用を計画しているとのことです。

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Photo:UK GOV

同様の研究は日本でも行われており、走行中非接触給電システムの研究開発という資料では道路に敷くという以外でも道路の側面から給電するという方法も挙げられています。