
今月12日、中国天津市で発生した爆発について今後雨の影響で猛毒の青酸ガスが発生する可能性があると報じられています。
12日夜に中国の天津市の工業地帯で発生した爆発により、爆心地を中心とした広い地域が青酸ナトリウムにより深刻な土壌汚染が生じた可能性があることが判った。天津市で発生した大爆発について、現場では保管許可量として定められた24トンをはるかに越える700トンの青酸ナトリウム(シアン化ナトリウム)が保管されていたことが明らかになりました。現在この行方が分かっているのかは不明なのですが、今後雨が降ることで周囲に青酸ガスが発生する可能性が指摘されているそうです。爆心地となったRuihai Logisticsの倉庫には爆発当時、700トンの青酸ナトリウムが保管されていたことが判っており、これらの大部分が、爆発の影響で周辺地域に飛散し、土壌汚染を進行させた模様となる。
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シアン化ナトリウムは工業で主に使われているのですが、極めて毒性が強く成人の致死量は200~300ミリグラム(イメージとしては薬の1粒の量)。ガスを直接吸う以外も触ったり有害物質が付着した粉塵を吸い込むことで人体に深刻な影響を与える恐れがあるとのことです。
天津市の天気について、19日未明から深夜にかけ雷雨を伴う比較的強い雨が予報が出ており、水に触れると可燃ガスを発生させる炭化カルシウムも保管されているとのことで、自体がさらに悪化する可能性があります。
