![image_17](https://livedoor.blogimg.jp/zap2/imgs/5/6/56a867ed.jpg)
今年の夏もそろそろ終わりを迎えようとしていますが、熱い日に問題になるのは日光のあたる面が極めて高温になることです。この問題について米大学は日光では熱くならないという塗料の開発に成功しました。
米ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所のジェイソン・ベンコスキ氏ら率いる研究チームが開発したのはガラスやシリコーンゴムの主成分となる二酸化ケイ素を含む塗料です。なんとこの塗料を表面に塗ることで直射日光が当たるところでも大気温度とほぼ同じ温度を維持し続けるという効果があります。
日光下でも金属が熱くならない夢の塗料を開発 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
▼二酸化ケイ素
![二酸化ケイ素](https://livedoor.blogimg.jp/zap2/imgs/b/4/b4eb9253-s.jpg)
この研究は米国海軍研究局が出資しているもので、海上に浮かぶ艦船の塗料の開発が元になっているといいます。つまり、この塗料を塗ると表面が暖められず膨張等による金属の劣化が抑えられ結果的に艦船が長持ちするという理由です。
ベンコスキ氏によると、塗料は開発されたばかりで現在効果が確認できているのはステンレスといった金属で覆われている面だけになります。ただ、理論上はガラスであったりコンクリート、岩、また既に通常の塗装が行われている面に塗ることで同様の効果があるのではないかと話しています。
また二酸化ケイ素の塗料は通常の塗料に比べ特に紫外線による劣化に強く、一度塗るだけで断熱効果は数10年~数100年はもつ可能性があるとしています。
この塗料については2年以内を目処に海軍による実地試験が行われるとしています。ベンコスキ氏によると私達も将来使うことができるのかという点については実地試験の結果次第ということになるのですが、軍用とはある程度性能の劣るものが5年後、2020年ごろに商品化されるのではないかと話しているそうです。
車や屋根以外でも建物や舗装面などありとあらゆる『面』で導入することができ、地球温暖化やヒートアイランド現象をも抑制することができるなど様々な可能性を秘めた夢の塗料になりそうです。
二酸化ケイ素は私達の身の回りには『シリカゲル』などと呼ばれ乾燥剤や品質保持剤で使用されています。人体に毒性を示さず、また体内で吸収されることはないため微粉末にして食品添加物と使用される場合もあるとのことです。
日光下でも金属が熱くならない夢の塗料を開発 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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この研究は米国海軍研究局が出資しているもので、海上に浮かぶ艦船の塗料の開発が元になっているといいます。つまり、この塗料を塗ると表面が暖められず膨張等による金属の劣化が抑えられ結果的に艦船が長持ちするという理由です。
ベンコスキ氏によると、塗料は開発されたばかりで現在効果が確認できているのはステンレスといった金属で覆われている面だけになります。ただ、理論上はガラスであったりコンクリート、岩、また既に通常の塗装が行われている面に塗ることで同様の効果があるのではないかと話しています。
また二酸化ケイ素の塗料は通常の塗料に比べ特に紫外線による劣化に強く、一度塗るだけで断熱効果は数10年~数100年はもつ可能性があるとしています。
この塗料については2年以内を目処に海軍による実地試験が行われるとしています。ベンコスキ氏によると私達も将来使うことができるのかという点については実地試験の結果次第ということになるのですが、軍用とはある程度性能の劣るものが5年後、2020年ごろに商品化されるのではないかと話しているそうです。
車や屋根以外でも建物や舗装面などありとあらゆる『面』で導入することができ、地球温暖化やヒートアイランド現象をも抑制することができるなど様々な可能性を秘めた夢の塗料になりそうです。
二酸化ケイ素は私達の身の回りには『シリカゲル』などと呼ばれ乾燥剤や品質保持剤で使用されています。人体に毒性を示さず、また体内で吸収されることはないため微粉末にして食品添加物と使用される場合もあるとのことです。