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アメリカの原子力ベンチャーが研究開発しているのはモジュラー式原子炉です。原子炉本体が現地ではなく工場で生産できるというモジュラー式となっており原子力発電所を低コストかつ短期間で作ることができるという次世代の発電装置になっているそうです。

アメリカ・オレゴン州コーバリスに本社を置く原子力ベンチャー『ニュースケール』が研究開発を進めているのは世界初というモジュラー型原子炉です。同社が開発しているのは従来のように大型で大出力の単発原子力発電所ではなく小さいながらも極めて発電効率が高い次世代型も原子力発電装置です。

NuScale: 開発中の次世代モジュラー型原子炉の実物大モックアップモデルを公開 - BusinessNewsline

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開発中のモジュラー型原子炉のイメージ。高さ19.8m、重量650トン。

詳細は不明なのですが、同社のモジュール型原子炉本体は同社の工場で一括生産し、予め作った施設に搬入しすることで短期間かつ低コストで原子力発電所の設置を可能としています。原子炉本体については冷却から動作まで外部の電源を必要としないパッシブ型となっており、仮に全電源喪失という事態に陥っても原子炉本体の冷却系によりメルトダウンが発生しない構造になっているといいます。

発電方法についてはモジュラー型原子炉に設けられたパイプを使い外部から水を入れ発生した蒸気からタービンを回し発電するという方法がとられています。設計上の発電能力はモジュール1基あたり50MWで発電効率は95%と言われています。

同社としては2025年を目処に商業炉の完成を目指しているとのとのことです。