Harop

イスラエルは牽引式の発射台から飛び立ち地上ターゲットに激突し破壊するという新型無人航空機「Harop」(ハロップ)の開発に成功しました。

ドローンが飛行中に銃を発砲(日本語版記事)したり、街でデモに参加する人々にトウガラシスプレーをかける(日本語版記事)ために使われたりする様子を、われわれはすでに目にしてきた。しかし、われわれはさらに、地獄のような悪夢である「殺人ロボット兵器競争(日本語版記事)」に一歩近づいたらしい。「ミサイルに変身して自爆攻撃するドローン」の登場だ。

WIRED.jp
無人航空機「Harop」(ハロップ)を開発したのはイスラエルの国内主力軍需企業イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)です。



通常、陸軍等で運用される小型のドローンは偵察用として使用されることが多いのですが、Haropについては全長2m、幅3m(展開時)の大型ドローンとなっておりロケットやミサイルと同じように格納された状態で運ばれます。
射出はロケットモーターが使われプロペラを動かし目標まで移動。自動なのか手動なのかはわかりませんが通常のカメラと赤外線カメラを使用しターゲットを決め激突。本体に組み込まれた15kgの爆薬とその破片によりターゲットを撃破するというものです。

Haropと陸上で運用される一般的な地対地ミサイルの違いとしてはHaropはドローンのように上空で待機することができ行動範囲が1000km、最大6時間上空に留まることが出来る特徴があるそうです。ただその欠点としてミサイルに比べ飛行速度が極めて遅く、機体サイズも大きいことから現代の対空砲では簡単に撃ち落される可能性が高いという点です。