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米軍が2030年を目処に配備を予定しているとされる、現在のステルス機を越える第6世代ジェット戦闘機について、航空大手ボーイングは最新のコンセプトデザインを公開しています。

アメリカのスミソニアン国立航空宇宙博物館は2015年8月1日~16年1月30日の日程で「Above and Beyond」とする展覧会が行われているそうです。これは航空宇宙最大手ボーイングの提供で開催されているものなのですが、そこには垂直離着陸機や超音速旅客機、そして第6世代ジェット戦闘機と考えられるコンセプトイメージが展示されているとのことです。

Above and Beyond



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こちらが第6世代ジェット戦闘機とされるもので、海外メディアによると艦載機と紹介しているところもあります。機体の特徴としてはロシアの戦闘機のようなエンジンの取り付け位置と主翼前方に付いているカナード、そして有人機はF-35が最後とされていたのですがコックピットがあるこからこちらも有人機となっています。最高速度は1650MPH(2654km/h)。

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こちらは大型のファンを4つ搭載した垂直離着陸機です。中央には巨大なホバーファンが2つついてるので輸送機とも考えられるのですが、収納スペースが中央付近しか確保できないことを考えるとUAVといったものかもしれません。

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こちらは120人乗りの超音速旅客機です。最高速度はマッハ1.8(時速2200km/h)で航続距離は5000マイル(およそ8,000km)となっています。飛行高度は12,000m。


第6世代ジェット戦闘機についていくつか求められる性能が報じられたことがあるのですが、その1つとして機体形状はActive Aeroelastic Wing(能動空力弾性翼)という主翼を意図的にたわませることができる翼が採用される見通しで、特に超音速飛行時の消費燃料が飛躍的に削減することが可能になっています。
また、従来の航空機は必要不可欠とされていた垂直尾翼についても排除されており現在の一般的な航空機とは異なる形状になるとされています。