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アメリカが特に力を入れているのは火星へ有人探査計画です。現在、この計画の実現に向けてロケットや宇宙船の開発が進んでいるのですが、最近火星地表サンプルを地球に持ち帰るというサンプルリターンミッションの明らかにしているそうです。

NASAが計画している火星のサンプルリターンミッションとは2020年に打ち上げを行うというもので、スペースXのロケットと宇宙船(無人)を使用するという案になっているそうです。

Elon Musk backs Nasa plan to send SpaceX capsule to Mars | Daily Mail Online

NASAによると「レッドドラゴン」(火星の地表とスペースXのドランゴを掛けたものと思われる)というプロジェクトを進めているとしており、使用する機材は民間企業のスペースXが開発しているファルコンヘビーロケットと現在のドラゴン補給船を改造したものとしており、有人版のドラゴン宇宙船と同じように足と逆噴射で着陸するものが使用されます。

▼火星の大気圏に突入するドラゴン宇宙船
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この発表を受けスペースXのCEOイーロン・マスク氏も自身のツイッターで計画の内容を明らかにし画像付きでツイートしているとのことです。また、イーロン・マスク氏は火星をテラフォーミングする計画も発表しており火星を迅速に温めるには核兵器を使用することが効率的だとする趣旨の発言をしています。

信じがたい発言なのですが、これは9月に行われたCBS放送の「ザ・レイト・ショー・ウイズ・スティーブンコルベア」でも同様の発言をしたとされており、彼によるよ火星をテラフォーミングつまり人間も暮らせるようにするには2つの方法があるとのことです。1つは温室効果ガスを放出し時間を掛けて温める方法。もう1つは水素爆弾を火星の北極か南極に投下、起爆し火星を温める方法です。
彼に質問してたCBS放送の司会者は「極悪人だ」などと言い返したとしているのですが、イーロン・マスク氏はスペースXのロケットを使えば核兵器は輸送できるとしており、宇宙飛行士も2.3年あれば手配できると続けいていたとされています。

イーロン・マスク氏によると、地球と火星の核爆発は異なる爆発になると計算しており火星では核爆発のエネルギーの35~45%が熱に変換され火星を温めるには効率が良いと主張しているそうです。

詳細は不明なのですが、NASAによるとサンプルリターンプロジェクトはコンセプトではなく承認されたものだとしており6億ドルほどの予算で実行可能だと説明しているそうです。