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先日、ある治療薬の価格について55倍に引き上げた製薬会社を紹介しましたが、予想以上の非難が寄せられ値上げを撤回していたことが明らかになりました。また、この企業のCEOマーティン・シュクレリは発表からわずか数日で「アメリカでもっとも嫌われている男」として扱われるようになっていたとことです。

海外の複数メディアによると、アメリカの製薬会社『Turing Pharmaceuticals』はエイズ治療薬の1つである「Daraprim」(ピリメタミン)の価格をこれまでと同じ薬1錠につき13.5ドル(1,600円)で販売を続けることを発表していると報じています。

この問題について、Turing Pharmaceuticalsは他社が製造していたピリメタミンの製造・販売する権利を取得後、薬1錠につき13.5ドル(1,600円)から750ドル(9万円)に値上げを実施しました。大変な批判が来ることは予想されていたのですが、同社のCEO Martin Shkreli氏は複数のメディアに度々登場し突然の値上げを「製薬会社として利益を上げる必要があった」、「値上げ後の販売価格であってもエイズ治療薬としては比較的安価なものに属する」など正当性を主張していました。

▼メディアに登場し値上げを説明するマーティン・シュクレリ氏


しかし、この問題にはヒラリー・クリントン氏が政治的課題として取り上げたこともあり今月21日、アメリカ株式市場では無関係な製薬会社の株価が急落するまでになっていたといいます。

批判は日に日に増していきアメリカメディアはマーティン・シュクレリ氏を「アメリカでもっとも嫌われている男(the most hated man in America)」などと紹介。彼はツイッターでも強気のツイートをしていたものの、今ではいつもの55倍どころではない大変な数のコメントが寄せられ、現在は招待者以外からは見れない状態になっているとのことです。

この問題については製薬会社を擁護する意見も一部あったとのことなのですが、結果的に稚拙な対応による企業経営、企業広報の失敗例として扱われているとことです。