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ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンのディーゼル車について、アメリカ国内で不正が見つかった出来事。何か特殊な数値を出す装置が取り付けられていたとされているのですが、いったいどのようなことがおこなわれていたのでしょうか。

フォルクスワーゲンが製造した複数の自動車から排ガスに含まれる環境汚染物質の量が実際よりも1/40前後に抑えられていた問題について、まだ明らかにされていない不正手段はどの様にして行われたのでしょうか。

フォルクスワーゲンが行った不正行為とはどういうものなのか? - Technobahn

海外メディアによるとフォルクスワーゲンはアメリカでディーゼル車を販売するためアメリカで設けられているディーゼル車に対する厳しい環境基準をクリアする目的で特殊な処理を行うソフトを自動車のコンピューターにインストールされていたといいます。

具体的にはエンジン制御を行うコンピュータに特殊な処理を組み込ませることで排出される汚染物質を少なくすることができていたといいます。仕組みは分かっていないもののEPA(米環境保護庁)によると排ガス試験を行う場合に限りエンジンの出力を低く抑えることで、排気ガス中に含まれる環境汚染物質の量を少なくしていたと考えられるとしています。
この装置をどの様にして作動させていたのかという点について、一部メディアによるとEPAの実験環境条件を検出するために実験環境の走行スピードをはじめ、ハンドル操作の位置を判断しこれを作動させいていたとしています。

これにより冒頭紹介したとおり一般的な走行時に排出される汚染物質が1/40程度になっていたとされ、このソフトなり装置が組み込まれた状態の車が欧米では販売され続けていたといいます。


今回の排ガス問題とは全く関係ないものの私達が使う様々な商品についても見かけを良くしようと不正が加えられることが知られています。例えばスマートフォンです。スマートフォンは処理性能を高く見せるため処理速度を測定するソフト、つまりベンチマークソフトを実行した場合に限りそのスコアのみを高くするような処理を行う不正が知られています。(参考)